私と息子は、区の施設「ぴよぴよ広場」という赤ちゃん広場にいました。
そこは、区役所や区議会の入っている新しい建物の中にあります。
大きな揺れは怖かったけれど、
落下物の危険は無く、スタッフの方もいて
みんなと一緒だったのでよかったです。
しばらくはその場待機となりましたが、
いざという時にそなえて、赤ちゃん用にバスタオルが配られ、
おかあさんたちには、お水も配られました。
私はだっこ紐で出かけていたので大丈夫でしたが、
おんぶひもや抱っこひものない人には、赤ちゃんを連れてすぐ非難できるよう、
さらしで昔ながらのおんぶ方法や抱っこ方法を教えてくれました。
さらしが足りなくなると、シーツを裂いて作ってくれ、
全員がおんぶか抱っこで非難できるようになりました。
スタッフの方の迅速な対応に、
おかあさんたちもかなり冷静でいられたと思います。
帰宅時は、バスが出てると聞いて外に出たものの、
とても乗れる状況でなく、
父に電話をして車で迎えに来てもらいました。
ものすごい渋滞で、かなりの時間がかかりましたが、
何とか無事に帰宅することができました。
ひとりなら歩ける距離で、
道も知ってたけれど、
さすがに9キロの息子を抱っこして・・・というのは難しいと判断しました。
育児は、その後も続くわけで、ここで腰や肩を痛めるわけにはいきません。
かなり待ちましたが、父を待ってよかったです。
父には感謝です!
その日は実家に泊まりました。
翌日いったん自宅に戻ってみると、
家具は移動し、物は散乱し、かなりひどい状況でした。
ここに息子とふたりだったら・・・と思うとぞっとします。
被災地の様子に、思わず祈らずにはいられません。
小さい赤ちゃんを連れたおかあさんが
どんな気持ちでいるかと思うと・・・。