昨日ご紹介した苺酵母と同時に仕込んだ、レーズン酵母です。
こちらは、レシピを参考にちゃんと一定量作りましたよ。
室温で酵母起こしをしてる時は、完成時にレーズンが全てプカプカ浮いていました。完成後、冷蔵庫に入れておいたら、沈みがちに。失敗を疑いましたが、それは杞憂で、常温にしてあげるとまたプカプカ。
温度によるのでしょうか。寒いと活動できないもんね。
写真は冷蔵庫から出してしばらくしたところ。酵母のみなさん、まだ寝ぼけまなこかも。
さて、通常スーパーで売っているレーズンはオイルコートがしてあり、酵母作りには不向きだとのこと。
オイルコートなしのをクオカで購入しました。
苺も農薬が多く使われているものは酵母が起きないんだとか。
酵母ちゃん、デリケートです。
ちなみに新築の家でも、酵母が起きないことがあるみたいです。
詳しくは分かりませんが、私が思うには、建材としてホルマリンなどの薬剤が使われているからではないか?と。人間のシックハウスの原因になってるものは、きっと酵母にも良くないはず。
初めてだったけど、こうして酵母が起きてよかったなとしみじみ。
酵母にもたくさんの種類があるから、同じ酵母に出会えるとも限らないみたいだし。
うん。元気でなによりでございます。
しかしこのレーズン酵母、シュワシュワ元気なだけじゃない。
予想以上に芳香がすばらしい!
原料はぶどうなので、「ワイン」みたいな香りがするのです。
ふたをあけて、くんくん嗅ぐこと数回。
・・・ん?ちょっと酔ってくる感じ。
酵母ちゃん、どうやらアルコール発酵をしているご様子。
アルコール発酵も酵母起こしに必要なのですが、酸素にふれさせてあげないと、酵母ちゃんは増えません。
なので優しくビンを振って、空気を送ってあげます。
いっぱい増えてね~。
得たばかりの知識を総動員して、酵母に愛情をそそぐ私。
育児書片手に奮闘するママのようでもあります。
★本日のパン★
自家製レーズン酵母の レーズン・パン・ド・ミ
まさに、レーズンづくしのパン。
酵母エキスと全粒粉を合わせて発酵させた後に一晩冷蔵庫で寝かせ、翌日さらに粉と水でかけついで・・・とひとつ焼くまでに時間かかってます。今までのパン作りで、最長記録。
でもその分、味わいのある美味しいパンになったと思います。
ブラウンシュガーとも相性がよかったみたい。
かみしめて食べると、小麦の甘さとレーズンの甘さが何とも幸せ。
参考レシピ→「自家製酵母のパン教室」高橋雅子さん